九州・熊本、田舎暮らしの不動産 (有)セブン tel/fax 096-324-4321


当社は熊本県内の田舎地域を中心に、近県である鹿児島、宮崎、大分の「田舎不動産」を専門に取扱っています。        古民家付きの宅地    山林原野などの更地    牧場跡地    など・・・・・・永住や別荘    週末の家庭菜園用地    トレーラーハウス設置用の土地    キャンプ場経営用地    旅館・ペンション・民宿用地などをお探しの方は、・・・・・・・是非「不動産物件目録」をご覧ください。       また、これらの不動産を「売却」したい方は、是非とも当社にご一報ください・・・・・・・当社の番頭の「熊本」が、現地まで査定お見積りに伺います。        なお、査定お見積りは無料ですから、お気軽にお問合せください。 電話番号096-324-4321    携帯090-4998-8488      From 番頭 熊本


飲用水




"飲用水確保"


当社が扱う田舎物件、例えば集落地内の中古住宅などは例外として、そのほとんどが飲用水の設備の無い「更地(土地)」が多い。
それらは上水道や下水道なんかの施設が当然に完備しているものとは明らかに違う。
それらの生活施設の完備した土地というのは、都市計画区域内の用途地域指定地や都市計画区域外でも大規模分譲地の物件である。

田舎の中古住宅は通常その集落内に公営の簡易水道設備があり、集落単位の飲用水貯蔵タンクから各家に給水されているというのが多い。ところが地域によっては、各家々に「手掘りの丸井戸」や「ボーリング井戸」があり、要するに公営水道など通っていない集落も全く珍しくはない。ただ、「丸井戸」の場合は深度が浅いため、水の量や質にかなり格差があるし、夏の渇水期は水量も少なく、梅雨時分には水が濁るし、近くに養豚場や畜舎などがあれば、水質が気になる、なんて言うことは田舎に住もうとする者は常識として頭に入れておかなければならない。また、その為の対策等を考えたりで、体を動かすことが田舎生活ならではの醍醐味でもあり、丸井戸を工夫したり上手く使えば、さらにお金も掛からない。(と言っても、ユンボレンタル費・土管・多少の人件費はもちろん必要!!)

「ボーリング井戸」は、櫓を建てての機械による掘削工事で、その周辺地域の水脈の深度が深いと予想される場合や、深度が非常に浅くても丸井戸を掘る人力や体力が無い場合、水質のよりよいモノが必要な場合、又は単純に「オレは金持ってるヨ」という人の場合がこのボーリング掘削をするわけです。要するに銭が掛かります!!
ボーリングは堀り始めてしばらく突き進んで行くと、何度か水脈に当たりますが、「これは量も多くて、良い水だ!!」というところで工事を完了します。 参考までに最近の阿蘇郡内の掘削実例によりますとボーリング費用は85mで、120万、160万、180万、200万。135mで270万。75mで175万という非常にバラバラな価格となっています。これらは動力水中ポンプ又はエアーポンプ等、鉄管及び塩ビ管ケーシング材、掘削設備運搬賃など経費の一切の金額を含んでいますが、掘削の業者さんによって見積額もマチマチです。
何しろ素人には地面の中は見えないし、請負契約書は詳細でなく、わりに大ざっぱなモノのようですので、数社に見積もりをお願いして納得したところでの契約をお勧めします。見積もり検討中に、「あの業者は掘削地点周辺の経験が無いから止めなさい」とか、「あの業者には依頼したら出る水も出なくなる」とか、の業者間での「バッシング」もあるようです。(他業者の悪口を言うことで、自分がすなわち、善良な業者であると言うことの強調構文を引用しますね。不動産業者や無免許ブローカーも同一のセリフを使ったりします・・・・笑)
なお、当社ではボーリング業者のご紹介はしません。なぜって!!、こんなに価格が違い過ぎるし、「うちならもっと安くできたのに!!」と、後で、人の親切をひっくり返す言動を言う業者も居るということです!!! たまりません!!


よくボーリング業者の中には、「ここには地熱があって、もう少し掘れば温泉が出ますよ!!」などと言って土地の持ち主を半ば喜ばせたり、迷わせたりする者もいますが、地熱はあっても水が存在しない場合があり、お湯が出てくるとは限りません。
また、温泉掘削の許可は事前に許可申請が必要で、しかもその用途が、「温泉付き分譲地」、 「温泉利用の農業用」、「旅館や飲食店との併設の特殊浴場」、「一般公衆浴場」と、原則が決まっているわけで、個人が自身で楽しむお風呂のためには、許可はしない、ということになっています。 加えて、熊本県内では300m以内に第三者が温泉許可を得ている場合は、その人の承諾証が必要のようです。
ところが、飲用水の掘削で、たまたま温泉が出た場合などは、掘削面を鉄板で覆い、その上から 土を被せて隠し、それから「小規模の旅館や民宿等やる!!」という取って付けたような理由で許可申請を行うことがあるようです。何しろ温泉審議会の人たちが大勢で現地調査に来ますからネ。

ちょっと横道に逸れましたが、
更地の土地を購入して、いよいよ「さぁ小さな家でも建てるか!!」というとき、一番思案するのが、例えば、その土地の接道道路から100m先の道路の中に公営水道管が埋設されている場合です。要するに自分の土地に自分専用の飲用水確保のために行うボーリングの掘削費と100m先から公営水道を引いて来るのと、はたして、どちらの費用が安いのかが「問題」であるということです。道路から引く分については、まず、アスファルトを切って、水道管を自分の土地まで引いてきます。もちろん切った道路の表面は管を埋設後に表面を再びアスファルト舗装して補修しなければなりません。
区長(街で言う「自治会長」)、管轄の役場の水道課に相談し、役場指定の水道工事業者に見積もらせれば金額は明らかですし、ボーリングは掘削業者に見積もりを取り、両者を比較対象すれば一目瞭然の結果が出るはずです。道路からの引き込み費の一部に役場からの補助金が出るところもあります。もちろんボーリング深度が掘削前から確定しませんのでおよその深度での見積もりとなりますが・・・・・。
さて、ここら辺が思案のしどころです。見積金額が150万で両方が同じ金額だった場合、あなたならどちらを選びますか???

最近は、土地を買い、洋室6畳2間程度の小さな「日曜田舎人の家」を建築する人が多くなってきています。
風呂は近くの温泉場で、トイレは工事現場用のカセット式の仮設トイレに基礎と外装を施し、 また、炊事は食器などを洗うときに少しだけ水を使う程度なので、キャンプ用のウォータータンク5本程度を自宅から持って来る、そんな「飲用水の固定確保にはお金をかけません!!」という人もいる。

確かに永住でなければ、無駄を省いてこのような「田舎暮らし」も考えられるのです。
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