移動交番
記 事 抜 粋より

県警は、災害現場などに警察官が24時間常駐できる「移動交番車」を全国に先駆けて導入、7日公開した。
社内に机やいすを備え交通事務ができるほか、台所とトイレがあり、4人が寝泊りできる。

2003(平成15)年7月の水俣土石流災害の際、被災者に対応する警察官の常駐拠点の確保が課題になり、県警は現場の意見を集約。四輪駆動のキャンピングカーを活用することにした。

外観はパトカーと同じ白黒塗装で、赤色灯やサイレン、無線などに備え、総事業費は約470万円(改造費を含む)。県警地域課は「被災者の安全と安心確保<被災地の治安維持に役立てたい。」災害のほか警察署の要請を受け雑踏警備にも利用。今月中旬からの大型連休には行楽地へ出勤する予定だ。